留学の種類と目的

留学といっても、大学のプログラムで行く場合・企業にお願いして手配してもらう場合、長期なのか短期なのかなど、目的やどんなプログラムに参加したいかによって実は様々な種類があります。この違いを理解し、自分の目的に応じて留学プログラムを選択していく必要があるのです。

 

【留学プログラムの大まかな種類】

1)語学留学(+ワーホリ)・文化体験留学

A 斡旋企業

B 学校直接

 

2)海外大学への学部留学(交換留学)

 

3)海外大学・院への進学留学



1)語学留学(+ワーホリ)・文化体験留学の特徴

目的:語学力の向上・異文化体験、異文化適応能力の向上

期間:2週間~1年以上(ご自身の望む期間)

必要な力:特になし

 この留学では、現地の語学学校に通いながら、語学力を向上させることと、他国での文化体験をすることが主な目的となります。前半は語学学校で学び、後半はワーホリを通じて就業経験を積むこともできます。

留学期間は、2週間~1年間、もしくは2年間など、夏や春の長期休み期間に行ったり、大学を休学して行ったりと人によって様々です。

大学生の留学では最も一般的で、学部留学や進学留学前の、語学力や異文化適応能力向上のためにこの留学をする方もとても多いです。

 

※ワーホリ(ワーキングホリデー)とは?

ワーキングホリデービザという30歳までに所得できるビザを使って、海外で就業経験を積むことができる留学です。お金を稼ぎながら滞在できるので、すこしでも長く滞在していたい方、そして海外での就業経験を積みたい方にオススメです。


2)海外大学への学部留学の特徴

目的:専門的な科目の勉強

期間:半年~1年間

必要な力:大学の授業についていけるだけの語学力・異文化適応能力

学部での留学では、半年もしくは1年間の期間を使って、海外の大学で専門分野を学びます。現地の大学生達と同じ環境・条件で学ぶので、留学を始める段階で高い語学力と異文化適応能力が身に付いていることが前提となります。日本で所属している大学では学べない分野の科目があったり、海外のほうが研究が進んでいてより発展的なことを学べる分野がある際に適した留学です。(日本で学べることを海外に行ってまで勉強しても特にメリットはありません。)

大学や履修科目によっては、帰国後に日本の大学の単位として認めてもらえるので、すでに語学力があり、より高度な専門的知識を修得したい人にオススメです。

3)海外大学・院への進学留学

目的:海外の大学での学位所得

期間:3年~4年(留学する国や大学により異なる)

必要な力:大学の授業についていけるだけの語学力・異文化適応能力・GPA

海外の大学に入学し、卒業して学位を所得するのが目的になります。入学するためには、高い語学力と、日本での大学や高校の成績が求められます。

高度な専門知識を極めたい人にはこの留学です。

海外大学への進学を保証する、1年間の語学留学の準備コースもあったりします。